20世紀の人間の形

先日、開催中のジャコメッティ展に行ってきました。

私はジャコメッティに詳しくありません。率直に思ったことを書きます。

(展示中の作品の中で写真撮影可能な3作品の1つ)

見たままを表現する、というジャコメッティが見た20世紀の人間の形がこれです。

洋服や装飾品、さらにはたっぷりついた脂肪まで取り除いた時に残った精神がとても頼りなく見えます。

作品の中には数センチほどの立像もあり、それも見えたままの大きさなのだと説明がありましたが、なんでしょう、あまりにも見ている自分が大きすぎて、相対する人間への認識がささやかにしか感じられなくなっている、そんなふうに私には見えました。

批判しているのではありません。

ただ、これが20世紀の人間を表す代表的な作品となっていることを今を生きる私たちは心しておくべきでしょう。

21世紀の人間モデルはまさに私たちなのですから。

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